既存屋根の上に新しい屋根材を重ね張りする工法
最近の屋根工事でカバー工法というのをよく聞きますが、一体どんな工事?と思われる方も多いかもしれません。
この工法は、既存の屋根材に新しい屋根材を重ねて仕上げる屋根リフォームの1つで「重ね葺き」とも言います。
既存屋根がカラーベスト等のフラット屋根材の場合はこのカバー工法が主流となっています。
✔️葺き替え工事との違いは?
既存の屋根材を撤去して新しい屋根を設置する葺き替え工事に対し、カバー工法は新しい屋根材を重ね葺きする工法です。
既存の屋根の上にルーフィング(防水シート)を敷き、その上に軽量の新しい屋根材を取付けます。
既存屋根材を撤去する葺き替え工事は廃材費と手間もかかり工期も長く高額になります。また、2004年以前のスレート(カラーベスト)はアスベストを含む屋根材が主流となるため、厳格な管理が必要で専用処分となり廃材処分費が更に高額となります。
カバー工法の場合、そのような行程や管理が不要となるのでその分安価で工期が短くリフォームが行えます。
屋根の傷みが進んでいないスレート屋根材、金属屋根材、アスファルトシングルの場合は、このカバー工法をおすすめしています。
✔️カバー工法のメリット
- リフォーム費用が抑えられる
- 工事期間が短い
- 断熱性・遮音性が向上する
- 近隣への騒音・ホコリのトラブルが少ない
- アスベストにも安心
✔️カバー工法のデメリット
- 屋根が重たくなる
- 下地の腐食状況によっては施工できない
- 瓦屋根には、ほぼ施工できない
before
After
経験豊富な職人が直接伺い、屋根材の種類・状態を確認し、カバー工法が適しているか等、お客様のご意向も伺い最善の方法をご提案いたします。屋根の平米はご自宅の大きさ、形状によって異なります。以下の単価は目安になりますので、詳しくはお問い合わせよりご連絡ください。
見積金額目安(カバー工法)
以下は一般的な戸建て住宅切妻屋根80平米の屋根カバー工法の単価例です。屋根の大きさ・形状により金額は異なります。
ガルテクト
(IG工業)
8,500円 / ㎡~
横暖
(ニチハ)
8,500円 / ㎡~
Nspro
(NSプロスチール建材)
7,500円 / ㎡
立平
(JFE)
6,500円 /㎡~
ルーガ雅
(KMEW)
11,000円 / ㎡~
ルーガ鉄平
(KMEW)
10,500円 / ㎡~
※全て税抜き価格です ※屋根工事代金のみの金額です ※足場が必要な場合は別途足場代金が必要です ※屋根の大きさ・形状・立地条件により金額は異なります